当社のコア技術の一つは、理化学研究所にて、共同創業者の團野および顧問の二階堂・笹川らが開発した大規模トランスクリプトーム解析技術です (Sasagawa, et al. 2018, 理研プレスリリース)。当技術は最大1細胞解像度で全遺伝子発現プロファイリングを可能とする技術であり、細胞のタイプや状態を高速・正確に診断することが可能です。
本技術分野への期待は高く、世界7カ国25の企業・研究機関が参加する国際プロジェクトにおいて、13関連技術が比較された国際ベンチマーキングが行われました。その結果が2020年4月に Nature Biotechnology 誌にて公表され、精度指標 (遺伝子検出性能、マーカー遺伝子同定性能) および総合スコアで世界1位を獲得しました (Mereu et al. 2020, 理研プレスリリース)。
当技術の活用により、正確・高速・大規模にトランスクリプトーム情報を収集して構築したデータベース、人工知能技術、培養最適化技術を掛け合わせ、難病を克服する新薬・再生医療創出プラットフォームの構築を行っています。